国内初「中橋」(栃木県足利市)を相吊りクレーン架設

アーチ3連を3回に分けて  ――栃木・安足土木事務所

日本各地で今年2月、世界・国内・県内初の新技術が使われた。橋梁通信では、2月15日付1面トップに3つの工事を紹介。それぞれの記事イントロを3回に分けて紹介する。その2回目。

栃木県は2月25日、歴史的なブレーストリブタイドアーチ橋3連の鋼橋「中橋」(足利市)を、1連ずつすぐ下流に750t吊クローラクレーン2台の相吊りで移設。大型アーチ橋のクレーン移設は国内初で、世界的にも類例がない。

同橋を人道橋として再利用するための移設工事だ。県安足土木事務所は、ブレーストリブタイドアーチ橋3連を3回に分けて移動する3回目の工事を実施し、3連アーチ移設を完了させた。

アーチ橋移設などの設計は富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市、見目正明社長)、同移設と側径間箱桁の製作・架設は巴コーポレーション(東京都中央区、深沢隆社長)・東綱橋梁(下野市、佐藤浩社長)JV。

2月25日に3回目の移設工事が完了した

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