静岡県企業局 塗膜はく離にレーザー技術活用へ

全国初 水管橋塗替え工事5橋で

 静岡県企業局は、東部事務所(富士市)管内に架かる水管橋5件の塗装塗替え工事で、塗膜はく離作業などにレーザー技術を使うことを決めた。水管橋の塗装塗替えへのレーザー適用は、全国初。

 昨年12月18日には、橋梁向けレーザー技術を使う主要3団体を招いて勉強会と現地デモを行った。3団体が一堂に会して同条件で技術を紹介したのは初めてという。

 

 勉強会と現地デモに招かれたのは、クリーンレーザー工法協会(新川光浩代表理事)、レーザー施工研究会(西川和廣会長)、日本パルスレーザー振興協会(三羽和紀代表理事)=発表順。

 県と市町の職員や3団体の関係者ら約80 人が集まった。デモ施工は、富士川浄水場・高架水槽の支柱で実施。参加者からは、施工速度、レーザー機の保有台数、作業の安全性などについて、多くの質問が寄せられた。

クリーンレーザーの施工(養生外から)
レーザー施工研究会のデモ(養生外から)
密閉型集じんBOXを使ったパルスレーザーの施工
現地デモ後、質問に答える(左から)クリーンレーザー工法協会の新川代表理事、レーザー施工研究会の古牧雄二氏、
日本パルスレーザー振興協会の平山武夫理事

(橋梁通信2025年1月1日付号掲載)

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